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2010年2月12日 (金)

小2の秋から「女の子」…性切り替え容認

小2男児、学年途中から「女児」 性同一性障害で

 埼玉県内の公立小学校が昨年9月、小学2年の男児(8)の性同一性障害を全校生徒に告げ、女児として学校生活を過ごすことを認めていたことが12日、県内の教育関係者への取材で分かった。関係者によると、在校中の児童の性同一性障害を公表し、生活上の性別を切り替えるケースは極めて異例という。

 関係者によると、児童は男児として扱われることに違和感を覚え、昨年2月に医療機関を受診。性同一性障害と診断され、医師が「女性として扱う配慮が望ましい」などとの意見を付けた。

 保護者から「女の子として通学させたい」などと要望を受けた学校側は、児童への配慮が必要と判断。昨年9月、校長が全校生徒に児童の性同一性障害を公表した。また、児童の母親がクラスの保護者に事情を説明し、女児として学校生活を過ごすことが認められたという。

 児童の学籍は戸籍と同様に男児のままだが、児童はスカートをはいて登校し、トイレは女性教員用を使用。体育の授業や男女別に整列する際などでは、女児として扱われているという

(産経)

小2男児、学年途中から女児…性同一性障害診断

 埼玉県の公立小学校に通う小学2年の男児(8)が、性同一性障害(GID)と診断され、学校側が、学年の途中から女児として扱っていることが12日、明らかになった。

 同県川越市の診療所「埼玉医科大 かわごえクリニック」関係者によると、男児は1年生だった2009年2月に受診。男児として学校生活を送ることに精神的な苦痛を訴えており、GIDと診断された。

 医師は、診断書に「就学等の適応を阻害しないために、女性として扱う配慮が望ましい」との意見を付けた。家族や学校側が相談し、小学2年の昨秋から、女児として扱うことを決めた。

 幼い子どもが在学中、戸籍上の性別と異なる性別に切り替えて生活する極めて珍しいケースという。

(2010年2月12日 読売新聞)

在校途中から「女児」に切り替え=性同一性障害の小2児童-埼玉

 埼玉県内の小学校が、性同一性障害と診断された小学2年の男児に対し、学年の途中から女児として通学することを認めていたことが12日、分かった。在校中に生活上の性別を切り替えるケースは珍しいとみられる。

 この2年生のケースは、昨年の日本性科学会で報告された。複数の出席者によると、児童は幼稚園児のころから男児として扱われることに違和感を覚え始めたとみられ、髪を結ってほしいと親にせがんだり、テレビを見て「この人のように、心は女なの」と言うようになったりしたという。

 小学校入学後は、トイレで立って用を足すことなどに苦痛を訴え始めたほか、男児用の水着を着ることにも抵抗感を示したとされる。児童は昨年、医療機関を受診したところ、担当医から性同一性障害と診断された。(2010/02/12-13:09)

(時事)

性同一性障害:小2の秋から「女の子」…性切り替え容認

 埼玉県の公立小学校が性同一性障害(GID)と診断された小学2年の男児(8)に対し、学年の途中から女児としての登校を認めていることが分かった。全校児童や保護者にも事情を公表している。専門家によると、小学校入学時に学校と相談し戸籍と逆の性で登校を始める例は学会で数例報告されているが、在学途中で生活上の性別を切り替えるのは初めてとみられる。これまで光が当たらなかった子どもの性同一性障害とどう向き合うか、議論が活発化しそうだ。

 ◇埼玉の公立小

 家族によると、児童は幼稚園の段階から体が男であることへの違和感があり、小学校入学後は男児用の水着を着たり立って小便することへの苦痛を激しく訴え、不眠がちになった。このため昨年2月に埼玉医科大のジェンダークリニックを受診、翌月GIDと診断された。主治医の塚田攻医師は診断書に「就学等の適応を阻害しないために女性として扱う配慮が望ましい」との意見を記した。

 学校側は主治医や親と相談し「本人の苦痛を取り除くことを最優先しよう」(校長)と判断。夏休み明けの同年9月、校長が全校児童に、母親がクラスの保護者に説明し、女児としての学校生活が認められた。

 児童は学籍は戸籍通り男児のままだが、男女別に整列する際や体育の授業などでは女児のグループに入っている。「からかわれることもあるけれど、スカートをはいて学校に行けるのがうれしい。女の子の友だちもたくさんできた」と話す。

 子どものGIDが公になることはまれだが、岡山大の中塚幹也教授らが当事者661人に聞き取り調査したところ、約8割が小学校高学年までに身体的な性別への違和感を覚えていた。さらに全体の約7割が自殺を考え、約2割は未遂などの経験があった。自殺を強く考えた時期は中学生が37%で最も多く、小学生も約13%。

 中塚教授は「今も多くの子が誰にも相談できず悩んでいるのでは」と推測する。GIDの当事者でつくる「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」の山本蘭代表は「個々の学校の対応に任せず、国として実態を把握し、教育現場の指針を策定してほしい」と話している。【丹野恒一】

 ◇性同一性障害

 身体的な性別と心理的な性別が一致せず、体に強い違和感を覚えて悩む疾患。正確な統計はないが、国内に少なくとも1万人以上いると推計される。04年に一定の条件を満たした成人に対し、戸籍上の性別変更を認める特例法が施行され、08年までに1263人が認められている。

(毎日)

性同一性障害:女児として登校 理解求め、手探り

 「なぜ私は女の子なのに、男の子の体なの?」。性同一性障害(GID)に苦しみ眠れない夜を過ごしてきた埼玉県の小学2年男児(8)が昨年秋から学校に女児としての通学を認められ、元気に登校できるようになった。「学校に認めてもらえなかったらフリースクールを探すしかない」と覚悟していた母親(46)はひとまず胸をなで下ろすが、悩みは尽きない。【丹野恒一】

 昨年9月の始業式。校長は全校児童の前で語り始めた。「2年生に、体は男の子だけれど心は女の子の児童がいます。そのせいでずっと苦しんできましたが、思い切って女の子としてみんなの前に出てくることになりました。温かく見守ってください」

 母親は保護者懇談会で子どもがGIDと診断されたことを打ち明けた。「どうしても女の子として学校に行きたいと言っています。希望をかなえてやりたい。お願いします」。異論は出ず、女児としての生活が始まった。

 児童はもともと男女どちらでも通用する名前で、呼び名を変える必要はなかった。トイレは女性教員用を使っている。秋の運動会では、入場行進やダンスは女児のグループ。でも徒競走は「体力差がある」との理由で、男児と一緒に走った。母親は「髪を伸ばしているので男の子たちの中にいると目立ってしまい、一部の保護者に『あの子よ』と指をさされ、可哀そうだった」と振り返る。

 今後の心配は体つきや声が変わってきた時のことだ。西日本の小学校では周囲の児童や保護者に公表せず女児として入学した男児が高学年になっているが、水泳の授業はフリルの付いた水着を着て下半身を隠し、宿泊行事の際は寝間着が乱れても困らないよう、就寝後に教師が女児たちの部屋から運び出したという。一方、埼玉県の児童の場合は周囲も事情を知っている。学校側は学年が上がってからも、他の子たちとの関係がうまくいくような支援を手探りで考えていくことになる。

 母親は「心配なことを挙げればきりがないが、誰もが当然のように経験していくことをその都度クリアしていけるよう、精いっぱい手助けしたい。これをきっかけに、社会の理解が進むといい」と願っている。

(毎日)

性同一性障害:「思い尊重を」文科相

 性同一性障害(GID)と診断された埼玉県の公立小2年の男児(8)が、学年の途中から女児としての登校を認められたことについて、川端達夫文部科学相は12日の閣議後会見で、GIDの子供への支援に積極的な姿勢を示した。

 川端文科相は、埼玉のケースを確認していないとしつつ「当人にとって非常にアイデンティティーにかかわる問題。本人の思いを最大限尊重してあげるべきだと思っている」との見解を示した。そのうえで「子供に関して(GIDが)顕在化することは少なかったと思うが、法的な制度など幅広く政治の立場で検討する時期に来ている」と述べた。

(毎日)

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